ブリティッシュエアウェイズのSean Doyle CEOは、今後もA380の運用を継続する計画であることを明らかにしました。
これは現地のINDEPENDENTのインタビューでで同CEOが明らかにしたもので、保有するA380の今後について問われた同CEOは『A380は現時点では飛行していませんが、同機の運用が今後の再建計画に含まれています。ただ同機をいつ運用再開させるかは、はっきりしていません。』と述べています。
同社の場合、混雑空港で発着枠に限りがあるヒースロー空港を拠点としている特殊事情が、今後も同機を手放さない理由とみられ、需要回復時には、再び同機は長距離路線に投入されるものと考えられます。
また、ワクチンの普及により今夏から徐々に需要が回復すると予測しているものの、2019年水準の需要の回復は、2023年~2024年を予測しているとしています。
現在までに多くのエアラインが、A380を退役させる方向で調整が進んでいるものとみられていますが、これまでに今後も運用を継続する予定であることに言及したエアラインは、ごく僅かとなります。Photo : Airbus