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香港航空、『IATAトラベルパス』の試験導入を発表

香港航空は、世界的に導入が進んでいる「IATAトラベルパス」を試験導入することを発表しました。

香港航空は、国際航空運送協会(IATA)と緊密に連携して、トラベルパスのキーとなるモジュールであるラボのアプリをテストします。決められた路線の乗客は、まずアプリをダウンロードしてデジタルプロフィールを作成した後、テストに参加する医療サービス機関を選びます。

登録された検査機関は、安全で暗号化技術により利用者の身元を確認し、新型コロナウイルス検査の結果、またはワクチン接種の証明を利用者の携帯端末に直接送信します。その後、IATAのCOVID-19健康要件のグローバルレジストリ(世界の大半の航空会社や空港で使用されているシステム)と照合され、規制要件が遵守されていることが確認された上で、利用者に「渡航OK」の通知が送られる仕組みとなります。

香港航空のService Delivery DirectorのChris Birt氏は、『現在のパンデミックの環境は常に変化しており、各国政府が国境規制を頻繁に変更していることを考えると、旅行者にとってトラベルパスは、最新の旅行情報にアクセスし、最新の入国要件を確実に遵守し、デジタルヘルス文書を安全かつ安全に管理できる、最高のアプリであることは間違いありません』とコメントしています。

現在までに試験導入を決定したエアラインは、ANA・ニュージーランド航空・コパ航空・エミレーツ航空・エティハド航空・マレーシア航空・カタール航空・ルワンダ航空・シンガポール航空・カンタス航空・エアバルティック・ガルフエア・エアセルビア・タイ国際航空・タイスマイル航空・大韓航空・IAGグループ(ブリティッシュエアウェイズ・イベリア航空・エアリンガス・レベル・ブエリング航空)、香港航空となり世界的に利用エアラインが拡大しています。

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