FSC 航空ニュース

コロナの感染が相次ぐチャイナエアライン、2名の従業員が規定違反で罰金

現在チャイナエアラインでは、北米路線を担当したパイロットを中心に新型コロナウイルスの感染が拡大していますが、陽性が判明した2名が規定違反により罰金の処分を受けることがわかりました。

この2名の従業員は、パイロットと客室乗務員となり、自己検疫期間において台北市内のスポーツバーに行き、スターラックスのパイロットと食事をしたことが明らかになり、一人あたり最大15万台湾ドル(約60万円)の罰金が課される見込みです。

台湾の感染対策センターによれば、運航乗務員に対しては、3日間の隔離期間の後は11日間を自己検疫期間とすることを定めているほか、グループでの食事や集会は認めていないことから、この規則(感染症防止法)に違反したとしています。

なおチャイナエアラインの隔離施設として使用されているノボテルホテルで感染者が相次いで確認されており、これまでに乗務員が持ち込んだと見られるウイルスにより、このホテル関連で24件の陽性者が確認されており、今後さらに人数が増えることも心配されています。

なお昨年発覚したエバー航空の乗務員の規定違反においては、エバー航空は違反者を解雇処分としています。
参考記事:Taiwan News Photo:Airbus

エバー航空、3月以降に計8名の乗員を新型コロナ対策規定違反で解雇処分にした事を発表

チャイナエアラインのパイロットの新型コロナの感染が増加 当局はクラスターの可能性を排除せず

台湾、2021年末にも通常時に近い形の日本との往来の再開に期待