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オーストラリア政府のインドからの帰国支援便において、予約者の約半数が陽性等の理由により搭乗できない事態に

オーストラリア政府は、新型コロナウイルス変異株が猛威を振るっているインドから自国民の帰国を支援する運航便を認め5月15日に運航を予定していますが、このフライト前の検査において約半数が搭乗できないことがわかりました。

オーストラリア政府は、水際対策として自国民に対してもインドからの入国を拒否したことから批判を受け、後に受けれる方針に転換し今回のフライトが実現しています。

このフライトにおいては、搭乗の48時間前と8時間前の検査が実施されますが、この検査において陽性となった際は搭乗できない決まりとなっています。今回この検査において予約者約150名に対し40名が陽性となり、その濃厚接触者として30名が加わり、計70名が搭乗できない事態となっています。

現在インドには帰国を希望するオーストラリア人が約10,000名おり、その中には緊急の帰国を希望している人が1,500名とされていますが、帰国まではかなりの時間を要すると共に、陽性にとなれば帰国できないことから、一部では批判が上がりつつあります。

なおこの便は、ダーウィンに向け深夜にデリーを出発し、到着後ノーザンテリトリーのハワード・スプリングスという施設にて全搭乗者を隔離する予定となっています。参考記事:Guardian Photo : Sydney Airport

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