ユナイテッド航空は、政府支援打ち切り後も客室乗務員の一時解雇をしない方針であることがわかりました。
現在のところ10月以降の政府による航空会社の支援の有無が決まっていませんが、この支援の継続の有無に関わらず同社は客室乗務員の雇用を継続させる方針です。
以前の更新時期には、継続されなければ一時解雇せざるを得ないと表明した同社ですが、ワクチン接種の普及により国内レジャー路線を中心に航空需要が回復していることから、同社は今後も需要が回復していくと予測し雇用を継続させます。
日本で例えると、雇用調整助成金が打ち切りになることに類似しますが、このような支援をなくしても雇用を継続できる見込みなったことは、著しくアメリカの航空需要が回復していることを意味しています。
なお日本では、国内航空需要の顕著な回復が見えない環境下で今後緊急事態宣言の終了とともに助成額が減少する予定ですが、国内エアラインのほぼ全社が人件費の負担額が増え、新たな悩みの種となることが予想されます。なお昨年度だけでANAが国内企業で最高額となる437億円の雇用調整助成金を受け取っています。Photo : UNITED