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ニュージーランド航空、B787-10型機の受領を2024年度まで延期へ

 ニュージーランド航空は、B787-10型機の受領を延期することがわかりました。

 複数の現地紙などによると、同社は計8機のB787-10型機を導入予定ですが、当初2023年に受領を予定していた同機の初号機の受領の延期を求めボーイングと協議し、2024年会計年度に受領することになったとし、初号機以外も契約において納入延期権を保有していることを明らかにしており、後続機も遅れる可能性を示唆しています。

 同社のGreg Foran CEOは、「我々は生き残りの段階から再生の段階に移行するために、将来をしっかりと見据えています。これは中核となる国内事業をさらに強化することを意味します」とコメントしており、当面は国内事業に注力するとしています。

 また世界的な予防接種プログラムの展開や、年度後半に長距離路線の国境が徐々に再開される可能性があるものの、2022年度に長距離路線の需要が大幅に回復するとは見込んでいないとしています。

 現在ニュージーランドを含むオセアニア地域は、新型コロナウイルスの市中感染の抑え込みに成功したことから、ゼロリスクを求める傾向にあり、今後国境の再開は世界に比べ大幅に遅れる可能性が指摘されています。Photo : Air New Zealand

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