ルフトハンザドイツ航空は、2022年夏ダイヤにおいて現在運航停止中のA380型機を復帰させることを検討していることがわかりました。
これは現地紙が同社関係者からの情報として報道したもので、退役が決定的とみられているA380型機を、最大5機ミュンヘンを拠点として復帰させることを検討しているとしています。
具体的には、先日一転して退役を撤回したA340-600型機に代わる機材として投入する事を検討しており、上級クラスの座席需要に対応するために、設置座席数の多い同機材の投入が検討されている模様です。
このようなことから、先日発表されたA340-600型機の復帰も、短期的かつ一時的となる可能性が高いほか、いずれにせよ長期的にはB747-8を除く4発機は全機退役させる方針であることから、同社の4発機が運航ラインに復帰機会は限定的となりそうです。なおB777Xの開発遅延が影響し、B747-400型機も復帰する予定となっています。
ただ、これらの検討内容は、航空需要の順調な回復を前提としているものとみられ、今後ウイルスの感染状況により影響を受ける可能性があります。Photo : Aeropuerto de Teruel