エミレーツ航空は、搭乗率が70%まで回復したことから、今後の需要を見据え、毎月70~100名のA380のパイロットを復職させる方針であることがわかりました。
これは同社のAdel Al Redha COOが地元メディアに明らかにしたもので、昨年の搭乗率44%からここ数ヶ月で70%にまで回復しているとし、今後の需要に対応するため、一時帰休しているパイロットを復帰させるとしています。
現状B777型機のほぼ全員のパイロットは復帰していることから、対象となるのはA380のパイロットとなりますが、シミュレーターで実施できるトレーニングの数に限りがあることから、毎月70~100名のパイロットを復帰させる計画としています。
現在同社のA380は、保有する119機のうち30機し稼働していない状態となっていますが、徐々に運航便数、稼働機数を増やすものとみられ、今後提供座席数に対しどこまで需要が回復するのか見ものとなります。Photo : Emirates