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最後のA380型機の地上試験が開始 2022年5月にエミレーツ航空に納入へ

生産中止が発表されているエアバスのA380型機の最終機の地上試験が開始されたことが確認されています。

最終機(MSN272)は、昨年9月に組み立てが完了しており、既にエアバスは同機の製造においては区切りがついています。その後は、エンジンの取り付けなどが行われ、昨日11日に同機が、エンジンを始動させた地上試験を開始したことがわかっています。

一連のA380の納入までの試験は、最終機が各段階の試験を終えるたびに終了していくことになり、同機の納入までのプログラムが終わりが近いことを示しています。

最終機はエミレーツ航空向けとなり、同社は2022年5月に受領することを明らかにしており、あと約1年でエアバスはA380を完納することになります。

A380は、2005年4月27日に初飛行を行い、最終的な生産数は251機となりました。同型機の2013年以降の新規受注は、エミレーツ航空の22機とANAの3機のみとなり、採算ラインを超える新規受注を得られることができず、A380neoの構想も取り止めとなり、2019年2月に生産中止が発表されています。Photo : Airbus

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