アメリカン航空のDoug Parker CEOは、従業員に対してワクチンの接種を義務化しない方針であることを明らかにしました。
これは同CEOがアメリカメディアの取材において明らかにしたもので、『私たちが最初から行っているのは、従業員がワクチンを接種するための素晴らしいインセンティブを与えることです。アメリカン航空では、8月31日までに予防接種を受けた人には、2022年に1日の追加休暇を与え、50ドルのギフトカードをプレゼントすることです。私たちは、これがワクチン接種を受けるように動機付ける正しい方法と考えており、可能な限り予防接種を奨励し、義務化はしていません』と述べ今後も義務化しない方針としています。
また国内線において乗客にワクチンの接種を義務化するかについては、証明書のチェックなどで大幅な遅延が予想され運用上物理的に不可能であるとして今後も現体制を継続するとし、国際線に関してはフライトの間隔が長く、既にパスポートチェックを受けていることから義務化しても問題ないとの認識を示しています。
なおこれまでにユナイテッド航空やフロンティア航空が従業員に対してワクチンの接種を義務付けており、今後も同様の措置をとるエアラインが増えるものと予想されていましたが、アメリカン航空は現時点では異なった判断となります。