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中国の友和道通航空/ユニトップエアラインズが経営破綻 一時は日本路線も運航

 中国の貨物エアラインである友和道通航空/ユニトップエアラインズが経営破綻したことがわかりました。

 2008年に設立され武漢を拠点とする同社は、2019年頃には国際航空貨物市場の低迷により経営状況が悪化し、その後の武漢から発生した新型コロナウイルスの影響も受け、資金面で危機的状況に陥っていました。

 またその後の貨物特需にも対応できない状況が続き資金調達方法を模索していることが報道されていましたが、結局は失敗し、債権者が破産清算の申し立てを行い武漢の裁判所が受理した形となります。

 パンデミックの影響により同国においてはHNAグループが経営破綻となり再建を図っていますが、現時点では友和道通航空/ユニトップエアラインズは清算されるものとみられています。

 なお同社はB747-200を3機、A300-600を7機、B747-400を3機保有しており、2016年には関西空港に貨物定期便として関西~深圳線に就航していました。Photo : 友和道通集団

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