国土交通省は、成田空港に110m以上の新管制塔を建設す方針であることがわかったと日刊航空が報じました。
今後成田空港は、機能強化としてB滑走路の延伸やC滑走路の建設が決まっており、これらを利用する航空機の管制業務における視認性を確保するために現行の87.3mよりも高い110m以上の新管制塔を建設します。
新管制塔は、成田空港事務所庁舎の跡地に建設する見込みで、現時点では那覇空港の96.7mを抜き、羽田空港の115.7mに次ぐ高さになる予定となります。なお今後福岡空港でも新管制塔の建設が予定されており、福岡空港は約100m級となる見込みです。
成田空港の拡張事業は、新空港を建設する程の規模であることから、このような安全確保のための管制施設は不可欠となります。
国交省、成田空港の基本計画を53年ぶりに改定 B滑走路を延長しC滑走路(第3滑走路)を2030年までの完成を目途に建設へ