ユナイテッド航空のScott Kirby CEOは、アフターコロナにおいて、現在低迷しているビジネス需要(ビジネストラベル)は、完全に回復すると予測していることを明らかにしました。
これは「The Wall Street Journal Future of Transportation」のイベント内で同CEOが述べたもので、Zoomなどのビデオチャットプラットフォームの普及により、今後のビジネスの進め方に変化が起こることは認めながらも、それらはビジネストラベルの代用にはならないとの見解を示しています。
同CEOは、Zoomなどには、新たな人と知り合うこと、家族の話をすること、飲みに行くこと、食事に行くことで人間関係を築く、直接会って話をするというセレンディピティは存在せず、電話の代用にはなるが、人間関係の構築や人が対面することによる効果は得られないとしています。
このようなことから、いずれはビジネストラベルの必要性が認識され、この需要が完全に回復することを確信しているとしています。なおこのような見解は、カタール航空CEOも述べており、今後の予測は二分化しています。
多くの識者や日系エアラインを含む多くのエアラインがビジネス需要は回復しないとして、新たな収入源を模索するなどの動きが出ており、果たしてアフターコロナではどのような市場環境となるのか注目です。Photo : UNITED