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ブリティッシュエアウェイズ、新LCCの設立を断念 発着枠の売却も視野

ブリティッシュエアウェイズは、ガトウィック空港を拠点とした新LCCを設立する計画を断念したことがわかりました。

当初の計画では、ガトウィック空港を拠点に2022年夏から最大17機のA320型機を運用し、短距離路線に特化した新LCCを設立する計画でしたが、同社のパイロット組合と賃金の面で折り合わず、この計画を断念します。

ブリティッシュエアウェイズは、パンデミック発生時にガトウィック空港の短距離路線を運休し、多くの便を一時的にヒースロー空港に移動させました。そのため、ガトウィック空港の発着枠の使用を再開しなければ、発着枠を失うことになることから新会社で対応する予定でしたが、この計画が中止となったことから、今後同社は発着枠を売却することも検討している模様です。

発着枠は、同じIAGグループのレベルやブエリング航空に譲渡する可能性もありますが、イージージェットなどの他社に売却することも検討しているとみられ、アフターコロナの成長戦略の一つが頓挫したことで、戦略の見直しを迫られることになります。Photo : British Airways

ブリティッシュエアウェイズ、新LCCを設立することを検討

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