FSC 機材 航空ニュース

ブリティッシュエアウェイズのA380が長期保管所からロンドンへ移動

 ブリティッシュエアウェイズがスペインのテルエル空港で保管しているA380型機の一部をロンドンへ移動させたことがわかりました。

 今回移動したのは、G-XLEAとなり現地時間9月9日にBA9177便として13時過ぎにテルエル空港からヒースロー空港へ向けて飛び立ちました。今後同機は運航再開へ向けたメンテンスを実施するとみられ、年内には更に1機がロンドンへ戻る予定とみられています。

 なお既報にあったテルエル空港長が間もなくA380が同空港を離れることになるといった機材は、予想通り同社の機材となりました。

 テルエル空港は、パンデミックの影響が出始めた2020年4月からA380を長期保管する空港として同機の受け入れを始めましたが、今回のG-XLEAがパンデミック以降初めて同空港から本拠地に戻るA380の機材となります。

 まだまだ航空需要の先行きは不透明な状況ですが、既にシンガポール航空も同様の動きを見せており、早期の航空需要の回復が期待されます。なお現時点でブリティッシュエアウェイズは、2022年夏ダイヤでの同機の復帰を計画しています。Photo : Airbus

ブリティッシュエアウェイズのB787の駐機時の機体損傷の事故原因が判明 【ヒューマンエラー】

ブリティッシュエアウェイズ、新LCCを設立することを検討

退役が加速している巨人機A380の今後の各社の取扱いまとめ【2021年9月5日更新】