航空機総合サービスを提供し、機内改修などを手掛けるルフトハンザテクニックは、VIP向けACJ330の機内コンセプトを発表しました。
新たなコンセプトは『エクスプローラー』と名付けられており、幅広い用途に対応できるキャビンを実現しています。
キャビンには、寝室やゲストルーム、バスルーム、オフィス、ダイニング、会議室といった定番の部屋の構成に加えて、さまざまな新しいアイデアが盛り込まれています。その一例として、キャビンの天井と側面の広い範囲をカバーするプロジェクションシステムがあり、それにより、水中の世界など、使用するプロジェクションコンテンツに応じて壁や天井に新しいデザインを生成することができます。
Photo : Lufthansa Technik
なおこのキャビンのコンセプトはまだ完全なものではなく、今年11月に開催されるドバイ航空ショーで、さらなる「サプライズ」を盛り込んだ内容を発表する予定としています。
ルフトハンザ テクニックの特別機サービスの営業責任者であるWieland Timm氏は「ルフトハンザテクニックは、最新の市場需要を満たし、最新のトレンドを反映した新しいVIP航空機のキャビンコンセプトを定期的に開発しています。今回の発表では、全く新しいターゲットグループに向けて “Explorer Design “を開発しています」と述べています。
庶民には縁がないACJですが、今回のようなコンセプトを反映した航空機に生涯に一度は搭乗してみたいと多くの人が思うのではないでしょうか。