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ANAのフライングホヌ3号機が本日2021年10月16日に成田空港に到着

 ANAは、計3機の導入を予定しているA380型機の最終機となるJA383Aを受領し、フランス・トゥールーズからデリバリーフライトを行い、同機は本日2021年10月16日に成田空港に到着します。

 ANAへのA380型機のデリバリーは、2号機の2019年5月18日以来となり、当初計画よりも大幅に遅延して日本へ輸送されます。なお到着予定は、10月16日13時となり、トゥールーズを定刻から約30分遅れて離陸していますが、ほぼ定刻での到着が見込まれています。


Photo : ANA

 今回の受領により、同社が導入するフライングホヌは、全て揃うことになり、今後は本来の活躍の場であるホノルル線の需要回復を待つことになります。しかしながらコロナ禍かつ、燃費性能が最新鋭機に比べ劣るうえに大きすぎる機体であることから、運用に課題が残るのが実情となり、他社オペレーターが退役を進める中での増機となります。

 同機の中古市場での価値は、カタログ価格の1/4となる1億ドル以下とされており、コロナの影響で価値は急落したとされています。また、コロナ以前の契約となりますが、ANAは2019年9月にサフラン社とA380において10年間のメンテナンス契約(NacelleLife™ support contract)を締結しており、約10年間は運用する計画であることがわかっています。Photo:Airbus

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