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ルフトハンザカーゴのMD-11Fが10月17日に退役 当初予定よりも2日延命

 ルフトハンザカーゴは、最後のMD-11Fとなった『D-ALCC』を2021年10月15日に退役させることを発表していましたが、この計画を変更し、新たな退役日は10月17日となりました。

 今回の計画変更は、想定していなかった貨物需要に対応するためとなり、同機は最後にフランクフルト~ニューヨーク間を1往復し、10月17日の正午にフランクフルト空港に戻り退役となります。


Photo : Lufthansa

 同社は、2020年にMD-11型機を全機退役させ、不足スペースは同社が出資しているアエロロジックの貨物スペースを活用しながら、順次B777Fに更新する計画でしたが、新型コロナウイルスの影響により貨物需要が急増したことを受け、同機種の退役時期を延期としていました。

 同社は、先月に2機のB777Fを導入し、ルフトハンザカーゴは11機のB777を保有することになり、合弁事業のアエロロジックの機材を合わせると同型機は計15機体制となり貨物需要に対応できるようになりました。これにより『D-ALCC』は退役となり、ルフトハンザドイツ航空のMD-11との23年の歴史は幕を閉じることになっています。

 なお『D-ALCC』は、アメリカのウエスタングローバルエアラインズが購入し、次の活躍の場が決まっています。

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