エアバスのGuillaume Faury CEOは、コロナ以前の生産レベルの回復に向けて、各機種において増産体制を構築する予定であることを明らかにしました。
A220は、現在の月産5機体制から2022年初旬に月産6機体制とし、A320ファミリーは、2023年夏までに月産65機体制とします。またA330に関しては、ここ最近の商業的な成功により2022年末までに現在の月産2機体制から月産3機体制とします。そしてA350は、当初計画を前倒しして2023年初旬に現在の月産5機体制から月産6機体制とする計画となります。
同社はこれまで、新型コロナウイルスの影響による航空機需要の減退により生産機数を調整していましたが、今後は以前の水準に向けて生産体制を回復させることになります。
なお現在エアバスは、サプライチェーンの問題により、特にA320の生産に遅れが出るなどの影響が出ていますが、同CEOは、予定している増産計画に影響は無いとしています。Photo : Airbus