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最後のA380の納入は、1ヵ月遅延し2021年12月を予定 エミレーツ航空が受領

 エミレーツ航空が受領を予定しているA380型機のデリバリーが1ヵ月遅延する事がわかりました。

 当初の計画では、2022年の受領を前倒しして、2021年11月に最終機を含む3機を受領する予定でしたが、最終機の到着は2021年12月にずれ込む見込みです。

 これはIATAの総会においてTim Clark CEOが明らかにしたもので、エミレーツ航空として最後のA380の受領となるのと同時に、エアバスにとっても最後の納入機となり、この納入をもってA380の生産プログラムは終了となります。

 なお最終機のデリバリーにおいては、エアバスが出発時にイベントを開催する予定となっており、初飛行から約15年で同型機のプログラムは幕を閉じることになります。

 A380は、2005年4月27日に初飛行を行い、最終的な生産数は251機となりました。同型機の2013年以降の新規受注は、エミレーツ航空の22機とANAの3機のみとなり、採算ラインを超える新規受注を得られることができず、A380neoの構想も取り止めとなり、2019年2月に生産中止が発表されました。Photo : Airbus

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