シンガポール航空傘下のLCCのスクートは、2021年12月16日にシンガポール~バンコク/スワンナプーム経由~ロンドン/ガトウィック線を開設することを発表しました。
同社の欧州路線は、既存のアテネ・ベルリンに続き3都市目となり、親会社のシンガポール航空のシンガポール~ロンドン/ヒースロー線を補完する目的での開設となります。なおバンコクとロンドンを結ぶ唯一のLCC路線となります。
運航は週3便を予定しており、開設から2週間の運航後は一時運休とし、2022年3月22日から運航を再開する予定となり機材はB787型機を使用します。なおバンコクでの乗り継ぎ時間を含めた所要時間は約16時間半で、片道航空券は434シンガポールドル(約38,500円)からとなっており、バンコク発では240シンガポールドル(約20,000円)となります。
アジアからロンドンへのLCC路線は、これまでエアアジアXのクアラルンプール~ロンドン線、ノルウェージャンのシンガポール~ロンドン線がありましたが、どれも赤字路線として廃止されており、今後スクートは黒字化できるのか注目となります。Photo : SCOOT