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S7航空のシャルム・エル・シェイク発サマラ行きの運航便で乗客が自殺

 現地時間11月22日、ロシアのS7航空が運航するシャルム・エル・シェイク発サマラ行のS76619便において乗客がトイレで自殺するトラブルが発生しました。

 死亡したのは、自動車整備業を営むロシア国籍の男性で、その男性は離陸直後に機体後方のトイレに入りましたが、あまりにも長くトイレ内にいたため、客室乗務員は、トイレを開錠しました。すると男性が意識を失っているのを発見し、男性の体には自殺未遂の痕跡が発見されたとしています。

 そして同機はカイロ空港への緊急着陸を行い、搭乗していた医療従事者3名が心肺蘇生を試みたものの、死亡が確認されました。その後ロシア領事が空港に駆けつけ、現地当局および航空会社と協議の上、男性の遺体を貨物室に積み込み、目的地のサマラに移送しました。

 現時点では自殺未遂と見方が有力ですが、ロシア当局が調査を行っている模様です。Photo : Airbus

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