ルフトハンザグループは、アリタリア航空の実質の後継エアラインとなるITAエアウェイズに対して最大40%の株式を取得することを提案した模様です。
これはイタリアの現地紙が報じたもので、JV(ジョイントベンチャー/共同事業)を念頭においた協力関係の構築をはじめとし、ルフトハンザがITAエアウェイズの株式を15〜40%取得することが提案されているとし、順調に進めば今夏にも合意に達する可能性があるとしています。
以前からITAのAlfredo Altavilla 会長がルフトハンザグループ入りを希望していることを表明するなど、両社の関係は非常に近いものとなっており、今後ITAが同グループ入りすることも考えられます。
またCorriere della Sera紙によると、昨年10月にITAが加盟したスカイチームの加盟拘束期間は1年であるとしていることから、仮にルフトハンザとITAが合意に達した場合は、今年10月以降にルフトハンザが加盟するスターアラインスへ乗り換えることも考えられます。
ITAエアウェイズにおいては、デルタ航空も株式の取得を検討するなどしているほか、エールフランスKLMグループも協力関係を模索するなどしており、ITAがほぼ独占しているイタリア市場において、多くのエアラインがITAの取り込みを狙っています。Photo : Roma Fiumicino Ciampino