韓国ティーウェイ航空は、今年から導入するA330-300型機の導入機数を、当初予定していた3機から更に増機することを検討していることを明らかにしました。
同社は、来月にA330-300型機の初号機を受領し今年上半期までに3機体制とする予定ですが、今後更に同型機の保有機数を増加させることを検討しています。
これは大韓航空とアシアナ航空の合併が影響しており、韓国の公正取引委員会は、この合併により競争環境が失われ利用者に不利益がもたらさせる可能性があることから、スロットの返還、国際線の運航権の返還を要求するとみられており、この返還された枠を利用してティーウェイ航空は国際長距離路線を拡充することを検討しています。
今後ティーウェイ航空は、A330-300型機にてシンガポール・シドニー・ザグレブ・キルギスなどを開設する予定ですが、仮に増機された場合は、欧州路線を中心に同社の新路線が誕生することが予想され、韓国の当局としても競争環境を維持できることから、同社の事業計画を支持するものとみられています。Photo : T’way Air