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プーチン大統領、アエロフロートロシア航空を訪問し国産イルクートMS-21/MC-21に自信を示す『欧米機より優れる』

 プーチン大統領は、アエロフロートロシア航空の訓練センターを訪問し、現在開発中の国産のMS-21(アメリカ表記)/MC-21(ロシア表記)の性能を称賛しました。

 今回の同社への訪問は、3月8日の国際女性デーが迫っていることから、その祝辞のために行われたもので、これまで各国首脳などとの会談で過剰な程のソーシャルディスタンスをとっていた大統領ですが、今回に限りアエロフロートロシア航空のCAに囲まれるなどして周囲を脅かせました。

 またプーチン大統領は、現在ロシアの統一航空機製造会社/UAC傘下のイルクートとヤコブレフが開発し、A320やB737の同等クラスとなるMS-21/MC-21について言及し、同型機は競争力があり競合する欧米機に比べ同等の性能を有し、多く部分では同型機の方が優れているとしました。


Photo : OAK

 また欧米は軍事産業とは関係無い物に対しても制裁を加えた事に不満を示しながらも、欧米はプロジェクトの完成を妨げることはできず、ロシアは独自に必要な部品を開発したとして、今後の同型機の活躍に期待を示しました。

 なお今回のニュースにおいては、欧米のSNSの間で、『制裁により今後解雇されるかもしれないCAが笑顔を装っているのがかわいそうだ』『ロシア産がボーイングやエアバスより優れているなんて正気か』など失笑するコメントが相次いでいる。Photo : Sputnik

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