FSC 機材 航空ニュース

カタール航空、A380の稼働機数を倍増へ 今夏は8機が稼働しアジア・ヨーロッパ路線へ投入

 カタール航空は、今夏において保有するA380型機の稼働機数を倍増させ8機体制とすることがわかりました。

 これは同社のThierry CCOが明らかにしたもので、現状の4機に加えさらに4機を再稼働させ、6月からのシドニーへの投入に加えヨーロッパ・アジア路線への投入を検討しているとしています。

 これにより同社が保有する10機のうち8機が復帰することになり、当初予想されていた全機退役から一転してほぼ復帰するという事態となっています。

 同型機の復帰は、カタール航空とエアバスとの間で現在争っているA350型機の塗装劣化問題により、一部機材の運用を停止していることが影響しており、A380の再稼働のほかにもドライ・ウェットの両リースを活用してネットワークを維持しています。

 なお今後更なる需要の回復が見込めれば、A380型機が全機復帰する可能性もあり、カタール航空CEOに購入したことが過ちと言われ、翼を休める意を決していたカタール航空のA380の本人たちも思わぬ復帰に驚いているかもしれません。Photo:Qatar Airways

カタール航空CEO『我々が犯した最大のミスはA380を購入した事』

カタール航空CEO『乗客は環境に配慮してA380を避けるようになる。同機に未来は無い』

カタール航空、A350の塗装劣化問題による機材不足でオマーン航空のA330-300型機を3機ウェットリース