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ベトナム初の貨物エアラインのIPPエアカーゴ、間もなく認可を取得し2022年内に就航へ 日本線開設も視野

 ベトナム初の貨物エアラインとなるIPPエアカーゴは、2022年内にも運航を開始する予定です。

 同社は、ベトナムの複合企業アイメックス・パンパシフィック・グループ(IPPG/Imex Pan Pacific Group)が設立するベトナム初の貨物専用エアラインとなります。


Photo : IPPG

 現在ベトナム運輸省は、同社が申請した書類が認可に必要なすべての要件を満たしたとし、首相の承認待ちであることを明らかにしています。なお現時点で承認の障害となるものは見当たらないことから、今後首相が承認を与え、年内にも就航することが濃厚となっています。

 同社は、就航初年度にB737F、B777F、A330Fを含む計5機の貨物機を運航し、5年以内に保有機材を2倍とする予定とで4年目に黒字化する計画です。就航都市は、カントー、ダナン、カインホア、ラムドン、プレイク、ハイフォン、クアンニンなどの生産拠点とハノイ、ホーチミンの積み替え拠点を結び、日本を含む北東アジア、東南アジア、南アジア、欧州連合の各地域と接続する予定としています。

 コロナ禍で貨物需要が安定していることが証明されたことや、今後も貨物需要は堅調な伸びが予想されていることから、世界的に貨物事業への積極的な投資が進んでおり、今後既存エアラインの貨物事業の強化や、貨物新エアラインが誕生していくことが予想されます。

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