インドのタタグループは、傘下のエアインディアとエアアジアインディアを統合するための申請を当局へ行った模様であると現地紙が報じました。
タタグループは、長らく経営不振が続いていた国営のエアインディアの買収を2022年1月27日に完了させており、以前から83.67%の株式を保有するエアアジアインディアの残りの株式16.33%をキャピタルA(旧エアアジアグループ)から買い取ったのちに統合する計画です。
これによりエアインディア傘下LCCのエアインディアエクスプレスとエアアジアインディアを合併させるものとみられており、グループ傘下のエアライン事業を再編し、今後フルサービス事業は、エアインディアとシンガポール航空と合弁で設立したビスタラが担当し、ローコスト事業はエアインディアエクスプレスが担当することになります。
キャピタルAとしては長らく投資したインド事業から手を引く可能性が高く、コロナ禍で不安定となった経営体制をASEANの事業に集中することで立て直す狙いがあるとみられます。