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タタグループ、インド政府からエアインディアの買収が完了したことを発表

 エアインディアを買収することが決まっていたタタグループは、2022年1月27日に全ての手続きが完了してエアインディアを買収したことを発表しました。

 買収が完了したことにより、同日より経営を引き継いでおり、フルサービスキャリアのエアインディア、LCCのエアインディアエクスプレス、グランドハンドリングのAI SATSの3社がタタグループ傘下に入ったことになります。

 なおエアインディアは、1932年にJehangir Ratanji Dadabhoy Tata氏によってタタ航空として設立され、1946年にエアインディアと改称、そしてインドが独立した翌年の1948年に国有化された歴史があり、今回の買収によりルーツに立ち戻ることになります。


Photo : Tata

 今回の買収完了に伴い同グループのChandrasekaran会長は『エアインディアをタタグループに戻したことで、世界トップクラスの航空会社にすることを約束します。 エアインディア、エアインディアエクスプレス、AI SATSの全従業員を当グループに迎え入れ、共に働けることを楽しみにしています。』とコメントしています。

 なおタタグループは、ビスタラの51%(49%はシンガポール航空)、エアアジアインディアの84%の株式を保有していることから、今後グループ内で再編が行わる可能性が指摘されています。

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