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新エアラインのフィールエア、ATRと最大36機導入する取引意向書を締結 2024年に成田空港を拠点に運航開始へ

 2024年に就航を目指し新エアラインのフィールエアは、フランスATR社と最大36機を導入する取引意向書を締結したことを発表しました。

 フィールエアは、日本の地域活性化に資することを目的に設立された、国内初の地域エアラインフランチャイズで、独自のフランチャイズ方式により地域エアラインを順次設立し、日本の各地域をカバーするネットワークの確立を目指します。


Photo : ATR

 2024年春に成田空港を拠点とし東日本での需要を取り込むエアラインを設立する予定で、その後4つのエリア(関西・九州・北海道・東北)で事業を展開する予定となります。

Photo : Feel Air

 なお導入予定の機材はATR 42-600とATR 72-600、および小規模な地方空港へのアクセスを容易にするSTOL(短距離離着陸機)のATR 42-600Sが使用されることが確約されています。

 フィールエアホールディングスの児嶋太一・代表取締役会長は、次のように述べています。「当社は、日本のリージョナル路線に新たな活力を与え、より多目的に、より有意義に、そしてより利用しやすいサービスを提供することを目指しています。ATR機は二酸化炭素(CO2)排出量が少なく燃費に優れているため、持続可能な方法でそれらを実現することができ、日本の美しい自然を守りながら地域社会にも積極的に貢献することができると考えています」

 フィールエアホールディングスの井手秀樹・代表取締役社長は、次のように述べています。「当社は今後数年間で、少なくとも5つの地域航空会社を設立し、最終的に36機のATR航空機を運航する予定です。現在航空便が運航されていない地方都市をつなぐことにより空のモビリティを向上させ、地域の企業や人々のつながりを強化し、新しい市場を創出して、地域経済を豊かにすることを目標としています。ATR機は、このような地域運航に最適なサイズであり、優れた運航効率を発揮することから、当社の事業戦略において不可欠な要素です」

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