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羽田空港、第2ターミナル北側サテライトの本館接続建設工事の契約相手を大成建設に決定

 羽田空港を運営する日本空港ビルデングは、羽田空港第2ターミナル北側サテライト-本館接続建設工事に関し、契約相手方を大成建設に決定したと発表しました。

 ANAが主に使用する第2ターミナルは、約300億円の投資により北サテライトと本館を接続する増築工事を実施し、既存施設同士を連結させます。この連結部分にもボーディングブリッジを設置する計画とし、受け入れ能力の向上により将来的には国内・国際線の時間帯で使い分けているスイングゲート(66~71)を国際線専用に切り替える事が可能となり、ANAの全国際線を第2ターミナルに集約する計画です。

 工事においては、準備工事着工時期が2022年9月以降、着工時期が2023年3月以降、竣工・引渡時期が2025年1月末を予定しています。

 今後は、第2ターミナルでも国のエプロン整備と連動してサテライト新設及び本館との接続工事を予定しており、両ターミナルで利便性の向上が期待されます。

 また2030年頃には第1ターミナルと第2ターミナルを接続することも検討されており、第1ターミナルの1番スポットと第2ターミナルの73番スポットの間に接続施設を建設する予定であるとみられています。なおこの場所においては、建設を見越して、国土交通省航空局が2022年度予算の概算要求において人工地盤を整備する予定であることを明らかにしています。Photo : 日本空港ビルデング

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