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ノーザンパシフィック航空、ロシア領空飛行問題の影響により日本へ就航を2023年第2四半期に延期

 日本に就航を予定するLCCのノーザンパシフィック航空は、日本への就航を2023年第2四半期前半に延期することがわかりました。

 これは同社のJosh Jones取締役会長が明らかにしたもので、ロシアの領空飛行問題の影響により日本・韓国への就航を遅らせ、代替就航地としてメキシコを選定したとしています。

 ロシアのウクライナ侵攻により、アメリカが制裁としてロシア機に対して領空飛行を禁止したことから、現在は双方が相手国の領空通過を認めていない状況となっています。これにより、同社の日本・韓国路線は迂回ルートを飛行する必要が生じており、この迂回ルートにおいてはETOPSの取得が必要になったことから、就航を延期します。

 また同社はETOPS機を保有していないことから、事実上自社機でのアジア線の運航は難しい状況で、現在はウェットリースなどでの就航を検討しているとみられ、アイスランド航空機での運航が有力とみられています。今後は迂回ルートが恒久化する可能性が高まれば自社でのETOPSに取得も検討していくとみられ、費用・時間を要することから難しい経営判断となりそうです。

 現在のところ新たな就航時期は2023年第2四半期前半としており、航空券の販売は3~4ヵ月前に開始する予定としています。Photo : Northern Pacific

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