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マレーシア航空、A330の後続機にA330-900neoを選定 エアバスと同型機を20機導入する契約を正式締結

 マレーシア航空の親会社であるマレーシア・アビエーション・グループ(MAG)は、同航空のワイドボディ機更新プログラムにA330neoを選定し、エアバスと同型機を20機導入する契約を正式に締結しました。

 導入する20機のうち10機はエアバス社から購入し、残る10機はアボロン社からリース導入となる予定です。初号機は2024年からの受領を予定し、21機のA330ceoを順次置き換えていく予定となり、A330neoはアジア、太平洋地域および中東をカバーするネットワークで運用します。なお機内レイアウトは、2クラス300名を予定しています。

 今回の契約締結に伴いMAGのIzham Ismail CEOは『A330neoの導入は、現在のA330ceoからの自然な移行と言えます。A330neoは、航空機の近代化と運航効率の向上を実現するだけでなく、乗客の安全性と快適性を中核としながら、座席あたりの燃料消費量の削減を通じて環境目標を達成することができます。これは、MAGが長期事業計画2.0を成功させ、地域内の主要な航空サービスグループとして位置づけるための重要なマイルストーンとなります。』と述べています。

 今回の機材選定においては、B787などのボーイング機の導入の可能性についても注目されていましたが、結果としては順当な選定となっています。Photo : Airbus

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