国土交通省航空局は、2023年度(令和5年度)予算の概算要求を公表し、各空港の事業内容と要求額の詳細が明らかになっており、今回は羽田空港と成田空港の詳細をまとめます。
【羽田空港】要求額：546億円
羽田空港においては、空港機能の拡充や防災・減災対策等に資する取組を進めます。
2023年度は、アクセス利便性向上を図るため、JR東日本羽田空港アクセス線の基盤施設整備に本格着工するとともに、引き続き京急空港線引上線を整備するほか、国内線・国際線間の乗り継ぎ利便性向上のための人工地盤の整備、旧整備場地区の再編整備等を実施。
また、引き続き地震発生後も航空ネットワークの機能低下を最小限にとどめるための滑走路等の耐震性の強化及び防災・減災に向けた護岸等の整備を推進するとともに、航空機の安全な運航を確保するための基本施設や航空保安施設等の更新・改良等を実施します。
【成田空港】要求額：156億円 うち空港整備勘定からの無利子貸付120億円
成田国際空港株式会社に対して、政府無利子貸付金を活用し、B滑走路の延伸及びC滑走路の新設等の更なる機能強化を引き続き支援。また、成田空港庁舎耐震対策、通信施設の移設、航空保安施設の更新等を実施
《機能強化》会社事業としてB滑走路の延伸及びC滑走路の新設等の更なる機能強化を実施し、年間発着回数
50万回の実現に向けて、令和10年度末目途の完成を目指して整備を進める
Photo : 国土交通省
国交省、成田空港の基本計画を53年ぶりに改定 B滑走路を延長しC滑走路（第3滑走路）を2030年までの完成を目途に建設へ
