国土交通省航空局は、2023年度(令和5年度)予算の概算要求を公表し、各空港の事業内容と要求額の詳細が明らかになっており、今回は福岡空港と那覇空港と新千歳空港の詳細をまとめます。
【一般空港】要求額:940億円
今後の航空需要の回復及び増加を見据え、空港のゲートウェイ機能を発揮していくため、福岡空港の滑走路増設事業、ターミナル地域の機能強化等の受入環境整備を推進
《滑走路増設事業》福岡空港については、滑走路処理能力の向上を図るため、滑走路増設事業を引き続き実施
《ターミナル地域の機能強化等》
【那覇空港】那覇空港おいては、国際線ターミナル地域再編事業を推進します。観光客の増加に伴い、バス、タクシー、レンタカー送迎車、一般車等による構内道路の混雑が深刻化しているため、国内線ターミナルビル前面の高架道
路(ダブルデッキ)を国際線ターミナルビル前面まで延伸することで混雑解消等を図ります。
【新千歳空港】新千歳空港においては、受入機能強化を行います。冬期における航空機の欠航や遅延等が課題となっており、航空機や除雪車両の混雑を緩和し、駐機場への引き返しを少なくするため、誘導路複線化や滑走路端近傍のデアイシングエプロン整備等を行い、道内の拠点空港として必要な受入機能の強化に向けた取組を推進します。
Photo : 国土交通省