国土交通省航空局は、2023年度(令和5年度)予算の概算要求を公表し、各空港の事業内容と要求額の詳細が明らかになっており、今回は関西国際空港と伊丹空港と中部国際空港の詳細をまとめます。
【関西空港・伊丹空港】要求額:48億円
関西空港及び伊丹空港においては、平成28年4月から運営権の設定(コンセッション)により関西エアポート株式会社による運営が開始され、民間の創意工夫を活かした取組が推進されています。令和5年度は、両空港における航空機の安全な運航を確保するために航空保安施設の更新等を実施。また、空港の機能強化を図るための検討を実施。
令和5年度は、関西エアポート社により、関西空港及び伊丹空港において、 2050年カーボンニュートラルの実現等に
向けた脱炭素化事業(航空灯火LED化事業)等について引き続き実施。また関西空港においては、国際線の増便に向けた第1ターミナル改修について引き続き実施。
【中部国際空港】要求額:10億円
中部空港においては、完全24時間化の実現のため、戦略的に施設のフル活用を図っていくことが重要な課題です。
令和5年度は、航空機の安全な運航を確保するために航空保安施設の更新等を実施。また、現施設のフル活用を図るための検討等を実施。
Photo : 国土交通省
会社事業として令和5年度は、中部国際空港会社により、防災システム等の老朽化したシステムの更新等を引き続き実施。また、コロナ対策の観点も踏まえつつ、国際線の往来再開を見据え、第1ターミナル改修等を実施。