エミレーツ航空は、B777-200LRの貨物機を計5機追加発注したことを発表しました。
今回の発注は、カタログ価格で17億米ドル相当となり、これによりワイドボディ航空機の総注文数は200機に達します。
同社のSheikh Ahmed bin Saeed Al Maktoum CEOは「エミレーツ航空は、燃費の良い最新の航空機でお客様の需要に応え続けられるよう、新たな貨物機への投資を進めています。今回の発注は、航空貨物の需要や航空セクター全体の成長に対するエミレーツの自信を反映したものです。この発注は、多様なグローバルネットワーク、ドバイのハブ空港における高度なハンドリングインフラ、そして多様なお客様のニーズに応えるためにエミレーツ航空が開発したオーダーメイドの輸送ソリューションによってもたらされる当社の継続的成長のための基盤を築くものです。」と述べています。
昨年11月のドバイ航空ショーで、エミレーツは航空貨物輸送能力を拡大するために10億米ドルを投資すると発表しました。その中には、2022年にすでにエミレーツの機材に加わる2機の新しい777Fと、10機のボーイング777-300ERを貨物機に改造する計画も含まれており、この航空機の改造工事は2023年に開始される予定です。
なお今回発注分は、2機が2024年に、残りの3機が2025年に引き渡される予定となります。Photo : Emirates