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エミレーツ航空、A380とB777を対象に今後2年で120機の機内改修を実施 自社よる改修規模は過去最大

 エミレーツ航空は、顧客満足度の向上を目指し、数十億ドルの投資の一環として、既存航空機の最大規模の改修プロジェクトに着手することを発表しました。

 この改修プロジェクトは、今後約2年で毎月4機のエミレーツ航空機を完全に改修するものとなり、67機のA380と53機のB777が対象となります。このプロジェクトが完了する2025年4月には、約4,000席の新しいプレミアム・エコノミーシート、728席のファーストクラススイート、5,000席以上のビジネスクラスが、新しいスタイルとデザインにアップグレードされる予定です。

 さらに、カーペットや階段もアップグレードされ、機内のインテリアパネルも新しい色調とUAEの象徴であるガフの木などのデザインモチーフでリフレッシュされます。

 これほど大規模な改修を自社で行った航空会社は他にないとしており、そのため、エミレーツのエンジニアリングチームは、プロセスの確立と合理化、起こりうる問題の特定と対処のために、広範囲にわたって計画とテストを重ねてきたとしています。

 現在のところ11月にも改修に着手し、2024年末までの改修を予定しています。なおこの改修は、B777Xの納入遅延も大きく影響しているとみられ、今回の改修費用などもボーイングとの協議においてエミレーツ側が何らかの補償を要求する可能性があります。

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