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日本貨物航空/NCA、厳重注意を受けて改善措置報告書を国交省に提出

 日本貨物航空/NCAは、2022年12月23日に国土交通省より受けた厳重注意(不適切な整備作業の実施について)に対し、改善措置報告書を1月16日付で国土交通省へ提出したことを明らかにしました。

 この問題は、同社の整備士に不適切な行為が認められたことから、国交省が必要な再発防止策を検討の上、令和5年1月16日までに報告するよう指示していたもので、以下の改善措置を講じるとしています。

①安全管理体制の強化に向けた改善措置
・安全・コンプライアンス意識の向上
・報告する文化の強化
・過去に経験した重大事象の風化防止

②整備実施体制における改善措置
・事象発生時の初動対応体制の強化
・クロニックアイテム*を含めた不具合の管理強化
・消耗品廃棄の管理強化・作業実施管理の徹底

 なお同社は『当社は今回の厳重注意を真摯に受け止め、今後決して同様の事態を発生させることがないよう、全役職員が一丸となり改善措置に取り組んで参ります。お客様をはじめとする関係の皆様に、多大なるご心配及びご迷惑をおかけするところとなり、心より深くお詫び申し上げます。』と声明を発表しています。Photo : Boeing

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