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サウジアラビアが2つ目の国営エアラインとしてリヤド航空の設立を発表 中東エアラインに対抗しスーパーハブを構築 将来的に日本路線も視野か

 サウジアラビアのMohammed bin Salman皇太子は、サウディア/サウジアラビア航空に続く第2のフラッグキャリアとしてリヤド航空を設立することを発表しました。

 リヤド航空は、同国の政府系ファンドのPIFの完全子会社として運営される予定で、CEOにはエティハド航空でCEOを努めていたTony Douglas氏が就任します。


Photo : PIF

 現在のところ就航時期や機材戦略などは明らかにされていませんが、中東エアラインに対抗してスーパーハブを構築し、2030年までに100都市に就航し、サウジアラビアとアジア、アフリカ、ヨーロッパを結ぶ路線に就航する予定としていることから、今後日本路線の開設も視野に入れていると考えられます。

 また同社の立ち上げに向けてA350型機を40機発注する見通しとなっているほか、リヤドに滑走路6本を有するメガエアポートを建設する計画としており、国をあげて航空事業を急成長させる考えで、今後注目したいエアラインの一つとなります。

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