カンタス航空は、A380型機の運航再開時期を前倒して、2022年4月からシドニー~ロサンゼルス線に投入することを発表しました。
これまでの計画では、2022年7月に同路線に投入する予定でしたが、オーストラリア政府が国境制限を緩和したことを受け予約が急増したことから、想定よりも早く需要が回復するとして同機の投入を前倒しします。
現在同社は、同型機において2機の退役を決めたことから、保有するのは10機となりますが、4月の再開時には2機を運航ラインに戻し、11月中旬には3機が運航ラインに戻る予定とし、2024年に残る5機が復帰する計画としています。
なお運航再開に向け、乗務員の訓練を実施するために1機のA380を、保管しているアメリカのモハーベ砂漠からオーストラリアに移動させる予定としており、今後同型機の再開に向け準備が進む見込みです。
世界がコロナとの共存に舵をきり、多くの国が国境制限の緩和したことから航空需要は回復の兆しを見せており、それを象徴するのがA380でもあり、ここ数ヶ月でブリテッシュエアウェイズ、カタール航空、シンガポール航空が定期路線での運航再開を決定しています。Photo : Qantas