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アエロフロートロシア航空、あの国でエアバス機の整備を開始した模様

 西側諸国からの制裁により、現在整備の問題を抱えているとされるアエロフロートロシア航空は、イランでA330-300型機の整備を開始したことがわかりました。

 ロシアのウクライナ侵攻後、同社がイランへ航空機を持ち込み整備を行うのは、初めてとみられており、A330-300(RA-73700)が、マーハーン航空による整備を受けている模様です。なおイランにおいては、長年制裁を受けながらも航空機整備を行った実績があり、そのような境遇としてはロシアと似た状況でもあります。

 当初は、香港のHAECOが整備を行う予定でしたが、これがキャンセルされ。今回マーハーン航空が整備を行ったことから、西側諸国の制裁が影響したとみおられています。

 なお同社は、既にA350型機において他機から部品を得て整備する通称『共食い整備』を開始したとみられており、長引く制裁の影響で、整備において大きな問題を抱えた状態が続いています。

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