先日エアバスとボーイングに大量の機材発注を行ったエアインディアですが、2023年後半に導入予定のA350型機においては、アエロフロートロシア航空向けであった機材を受領する可能性が高いことが明らかになりました。
これは同社CEOが明らかにしたもので、サプライチェーンの問題を回避するためにアエロフロート向けに製造され、かつ座席もその仕様になっている機材を受領することを検討しているとしました。
現時点では計6機を受領するものとみられ、全機は判明していませんが、MSN242、253、498、508、601が有力とみられています。
なおロシアウクライナ戦争の開戦時に、アエロフロートロシア航空がエアバスに発注し未受領となっているA350型機の機材数は13機でしたが、エアバスは6機をターキッシュエアラインズに転売し、今回エアインディアにも転売する可能性が高いことから、製造に着手していたアエロフロート向けの機材をほぼ一掃できる見通しです。Photo : Airbus