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フェデックス、MD-11Fを2028年までに退役させる方針 同社の3発機の運航は終了へ

 大手貨物エアラインのフェデックスは保有するMD-11Fを2028年までに全機退役させる方針であることがわかりました。

 現地紙などによれば、これは同社の航空部門の責任者であるRichard W. Smith氏が明らかにしたもので、コスト削減と航空貨物部門の合理化のために、2028年に同型機を全機退役させる予定であると述べたとしています。

 現在同社は、徐々にMD-11Fの退役を進めており、今後も同型機の保有機数は、縮小の一途をたどることは明白でしたが、今回初めて退役時期が明らかになっており、現在運航を続ける51機は徐々にその数を減らすことになります。

 予てから同社は、3発機が時代にそぐわない機体になってしまっていることを指摘しており、長らく同社を代表するような機種であっただけに、今後退役に至ることが非常に寂しい気持になるファンも多いかと思われますが、プラスに捉えれば、あと5年は同型機の活躍をみることができることから、記録に収めるには十分な時間があります。Photo : Fedex

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