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フェデックス、B777XFもしくはA350Fの導入を検討

 大手貨物エアラインのフェデックスは、B777XFもしくはA350Fの導入を検討していることがわかりました。

 Reutersの報道によると現在、B777XFもしくはA350Fの導入を検討しているとし、現在ボーイング・エアバスの両社と交渉を行っている段階としていることから、今後機材選定が行われる見込みです。

 同社は、一時B777XF(777-8F)のローンチカスタマーとして有力候補とみられていましたが、現在フェデックスは、パイロット組合と賃金と労働条件において交渉中であることから、この問題が解決してから発注が行われることが予想されるとし、発注時期は2022年後半以降と考えられています。

 現在もB777XFの導入が最有力とみられていますが、エアバス側も虎視眈々とチャンスをうかがっているとみられ、何らかの開発遅延などを機にA350Fへの切り替わる可能性も十分ある今後の動向が注目となります。

 なおボーイングは、まもなく生産が終了となるB747-8Fをはじめとし、B777F、B767Fを、排出ガス規制のため2027年以降に生産することができなくなります。Photo : Fedex

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