FSC 機材 航空ニュース

スカイマーク、2027年度までの中期経営目標を発表 B737MAX10は210席仕様で幹線に投入・神戸空港からの国際線就航の可能性も

 スカイマークは、2023年~2027年度の中期経営目標を発表しました。

 2023年度以降は、ポストコロナにおいて拡大が期待される本邦航空市場において、着実に企業価値の向上を目指すとし、以下のポジティブ要素としては以下の市場環境認識であるとしています。

◇需要の回復
• コロナの反動によるモノ消費からコト消費のシフト加速
• 円安による海外旅行から国内旅行への需要シフト
• 付加価値の高いサービスに対する値上げ許容度の変化

◇インバウンドの回復
• 訪日外国人増加に伴う、国内移動需要の増加・国内線の需給タイト化
• 国土交通省「観光立国推進基本計画」の閣議決定によるインバウンド回復
計画の推進、大阪・関西万博など国際イベント開催や大阪IR開業など

◇発着枠の拡大余地
• 羽田、神戸、福岡空港等における発着枠の拡大

 なおネガティブ要素としては、原油価格の高止まり、インフレーション・円安によるコスト上昇圧力をあげています。

 具体的な数字の目標としては、2025年度に事業収益1,100億円以上、営業利益100億円程度、2027年度に事業収益1,300億円以上、営業利益150億円程度を目標としています。

 またこの収益拡大を目指すにあたり、B737MAXシリーズの導入が鍵になるとしており、既存に比べ燃費性能が向上するほか、B737MAX10においては、1クラス210席仕様とし、羽田~福岡などの幹線を中心に投入することで、取りこぼし需要のを取り込むとしています。

 なおB737MAX8は、2025年第1四半期に初号機を受領し、B737MAX10は、2026年から2027年にかけて受領する予定としています。


Photo : Skymark

スカイマーク、B737MAXの導入を決定 2025年からB737MAX8とB737MAX10を導入へ

神戸空港、2025年までにサブターミナルを建設へ 国際線の受け入れに向けスポットも倍増

サイパンのラルフトーレス知事、『スカイマークはサイパン線の再開に関心がある』