デルタ航空は、自社が提案している羽田スロットの柔軟活用案に対して反対し、かつデルタ航空を批判したユナイテッド航空に対して反応を示しました。
ユナイテッド航空は、ANAとの共同事業の影響で、デルタ航空が不利な立場にあるという主張に対し反論し、デルタ航空はいつものように弱者を装っているとデータなどを示し批判しましたが、これに対し今回デルタ航空はアメリカ運輸省/DOTに対して以下のように報告を行っています。
『デルタ航空は、ユナイテッド航空が提出した意見書に対する詳細な回答を提供するつもりがないことをお伝えします。ユナイテッド航空が提出した内容は、実質的に新事実を追加するものではありませんでした。我々デルタ航空は、ユナイテッド航空の無節操な発言に逐一反応して威厳を保つつもりはありません』とコメントし、両社の論争に終止符を打った形です。
またデルタ航空は、DOTがデルタ航空案について検討を進めていることに対して感謝を表明し、速やかに決定を進めるよう要請しており、U/Lルール免除が解除されることが見込まれる冬ダイヤ前までに決定することを望んでいると考えられます。Photo : Airbus
デルタ航空、提案している羽田スロットの柔軟活用案に反対したユナイテッド航空を猛批判『反対はANAとの合弁事業を保護する口実』