大手貨物エアラインのフェデックスは、貨物需要の減退に伴い稼働機数を約30機削減を削減する方針であることを明らかにしました。
同社の第4四半期決算報告によると、継続的な需要の低迷とインフレが業績にマイナスの影響を及ぼしたものの、コスト削減策と米国内荷物の歩留まり改善により一部相殺されたとし、継続的な需要の低迷による悪影響を軽減するため、特定の航空機やその他のエンジンなどの資産を早期退役させる決定を下したとしています。
この決定により、グローバル・ネットワークを改善し、航空ネットワークの能力を現在および予測される需要に見合うよう調整するため、2024年度中に20機の航空機を保管するほか、9機のMD-11Fを退役させる方針としています。
ただし同社は、同年に10機のB767Fの受領も予定していることから、今後の貨物需要の変化に伴いこれら数字は調整される可能性があります。Photo : Fedex