国土交通省は、北九州空港の滑走路延伸部分の供用開始を2027年8月31日とする方針を明らかにしました。
今後は環境アセスメントの手続きを経て2023年秋にも総事業費が約130億円の滑走路延伸工事に着手する予定としており、現在の2,500mの滑走路を500m延伸し3,000m化します。
Photo : 国交省
この延伸により大型貨物機が燃料満載にて欧米への運航が可能となり、24時間運用可能な北九州空港が貨物の拠点となることが期待されます。
なお3,000m を超える滑走路を整備するためには、進入灯等の海上整備が必要となり、環境アセスメントの手続きや関係者調整に多くの時間を要するため、早期整備が困難となるとともに整備費用が大幅に増加します。
また工事においては、24 時間空港である北九州空港を利用する航空機への影響を極力避けるため、夜間の限られた時間で実施する計画としています。そのため、1日の施工時間は極めて短くなり、施工期間も約4年を見込んでいます。
中部国際空港、第2滑走路の工事着手は2025年度を目標時期に設定し2027年に供用開始へ 今後はターミナルのリニューアルも計画