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日本にも就航予定のノーザンパシフィック航空、初の商用運航を開始 アジア路線は2024年に開設へ

 日本にも就航を予定しているLCCのノーザンパシフィック航空は、現地時間2023年7月14日に初の商用運航を開始しました。

 就航初路線は、オンタリオ~ラスベガス線となり、オンタリオ発が金曜日、ラスベガス発が日曜日の設定とし、週1便を運航します。


Photo : Northern Pacific

 同路線の開設は、同社の主要戦略となるアジア線の開設に向けた準備の一つとしており、早ければ2024年にも以前から計画していたアンカレッジを拠点とし、東アジアとアメリカ本土を結ぶ路線を開設していく見込みです。

 アジア線の開設を巡っては、新型コロナウイルスからの航空需要の回復が遅れていることや、ロシア・ウクライナ戦争の影響によりロシア上空を飛行できなくなり、ETOPSの取得が必要となるなどいくつかの課題が浮上したことが就航遅れの要因となっており、今回就航を果たしたことでETOPSの申請も行えることから、今後申請を行うものとみられます。

 一時はアイスランド航空機をウェットリースする計画などもありましたが、現時点では、今後の計画は不透明なところがあるのが実情です。ただ就航に漕ぎつけられたことは、日本線就航に向けて大きな前進であることは間違いなく、今後どのようなスケジュールでアジア線を開設していくのか注目となります。

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